欠陥のある注文住宅を建てたくない!回避策や万一欠陥が起きた場合の対処法

公開日:2023/01/16

家を立てる際に欠陥住宅になってほしい方は1人もいないでしょう。欠陥住宅にしないためには、あらかじめ対策をしておくことが非常に重要です。そこで本記事では、欠陥住宅にしないための回避策を詳しく紹介します。万一欠陥が起きてしまった場合の対処法も解説しているので注文住宅を立てたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

欠陥として認められるケース

住宅を建てた側からすると明らかな欠陥だとしても、欠陥として認めてもらえないケースもあります。雨漏りや壁のひび割れ、窓や扉の立て付けが悪い、家全体の傾きなどの場合は欠陥として認められる可能性が高いです。

生活に支障をきたすような欠陥であれば欠陥として認められることが多いですが、壁紙のつなぎ目が雑、壁や床に傷がついているなどの構造や耐久面に影響を及ぼさないような欠陥の場合は欠陥として認めてもらえないことも少なくありません。

欠陥を防ぐ方法は?個人でできる対策集

住宅の欠陥はある程度個人でも対策できます。ここでは、個人でできる欠陥を防ぐ方法を紹介します。

設計士と綿密に話し合う

初めての注文住宅の場合、自分の理想を詰め込めるだけ詰め込んでと設計していくと、想像と違ったなどと住んでみた後で後悔することになる可能性が高いです。できる限りプロである設計士の方と綿密に話し合うことで、住んだ後で後悔する可能性を減らしておきましょう。

土地は必ず下見をする

住宅は設計だけでなく土地選びも非常に重要です。面倒かもしれませんが、必ず下見をするようにしましょう。自分の目で下見をせずに土地を決めてしまうと、騒音や治安の悪い地域である可能性もあります。

こんな会社はいやだ!選んではいけない住宅会社の特徴

自宅を欠陥住宅にしないためには、住宅会社選びから真剣に考える必要があります。依頼だけを受けて施工は下請け業者にやらせているような会社や契約を強く迫ってくる会社、リフォームから改築や新築住宅の設計まで何でもやっている会社は選ばないほうが無難です。下記からは、それぞれの特徴について詳しく紹介します。

施工は下請けにやらせている会社

残念なことに住宅は一軒あたりの契約金が高いことから、住宅会社の中には都合のよいことや魅力的なことだけを並べて契約を結び、施工自体は下請けに丸投げをするような会社が存在しています。

そういった会社を利用してしまうと、実際に住宅の施工を行う業者は少ない賃金で住宅を建てるため、欠陥住宅になる可能性が高まります。注文住宅を依頼する会社を選ぶ際は、必ず自社で施工を行っている住宅会社を選ぶようにしましょう。

なお施工を下請けにやらせていない会社は、基本的に相談から施工まで自社で一貫対応していることを公言しているため、簡単に見分けることができます。

何でも対応している会社

注文住宅の依頼だけでなく、リフォームや増改築まで住宅に関することなら何でも対応しているという会社も避けたほうが無難です。一見すると何でもできるなんてすごいと感じるかもしれませんが、いろいろな業務を幅広く請け負っている会社は器用貧乏である可能性があります。

絶対に選んだらダメというわけではありませんが、できることなら注文住宅の施工だけに対応している会社を選んだほうが安心です。

契約を強く迫ってくる会社

注文住宅は人生で何度も建てられるものではないため、じっくり選んで依頼する会社を決めたいと考えている方が多いでしょう。注文住宅を建てている住宅会社の方は、購入者の気持ちを理解しているため、強く契約を迫ったりしつこく営業をかけてきたりする会社は少ないです。

しかし一部には自分たちのことしか考えず、何度もしつこく営業をかけてきたり契約を強く迫ってきたりする会社があります。そういった会社は購入者のことではなく自分たちの利益のことしか考えていないため、手抜きや建材の節約などをしかねません。

一度相談に行った後、こちらから連絡をしていないのに何度もしつこく連絡をしてくるような住宅会社は、できる限り利用しないようにしましょう。

建てたあとに欠陥が見つかった場合の対処法

建てた後に欠陥が見つかってしまったショックは相当のものでしょう。うろたえてしまう気持ちは分かりますが、感情的になるだけでは何も解決しません。

下記からは、欠陥が見つかった際の対処方法について詳しく解説します。欠陥が見つかった際は、一旦冷静になってすぐに対処するようにしましょう。

証拠を集めて保存する

まずは、証拠を集める必要があります。購入者である自分からすれば明らかな欠陥であっても、他者から見たらそれが本当に最初からあった欠陥なのか、購入者が後から作ったものなのかは分かりません。何かをする前にすぐにすべての欠陥の証拠を写真や動画などで保存するようにしましょう。

依頼した施工業者と建築士に連絡を取る

証拠を集めて保存できたら、契約時の書類の保証内容についての項目を確認しましょう。保証が最初から約束されている場合にも保証内容を見ても分からない場合にも、必ず施工業者と建築士の両方に相談してください。

まとめ

本記事では、注文住宅を建てる際に欠陥住宅にされないための回避策を紹介しました。個人であっても欠陥住宅にされないために行える対策はあります。

注文住宅は安い買い物ではないため、自分は知識がないからとすべて住宅会社の方に任せてしまわず、自分たちでも対策を行っていくようにしましょう。本記事が注文住宅を建てたいと考えている方の役に立てれば幸いです。

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