住宅購入の手付金が払えない!金額を安くするための対処法を解説

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/02/27

マイホームを購入しようと思って行動してきたのにもかかわらず。思いのほか金額が高くなってしまい手付金が払えなくなってしまっては意味がありません。今回は手付金が払えない時の対策や手付金の種類、相場などについて解説していきます。金額を安くするための工夫もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

住宅購入の手付金が払えない時の対処法

住宅購入の手付金が張らない場合、まずは手付金を減額してもらえるかどうか交渉することをおすすめします。提示された手付金が高くて支払えないとなると、家を購入することができません。

ただ、売り手にとって最も恐れていることは家が売れなくなってしまうことです。そのため、手付金を減額してくれれば購入する意思を伝えて応じてもらえるよう交渉してみましょう。

売れるのに時間がかかっていたり、すぐにでも買い手が見つかることを求めていたりするケースだと、すんなり交渉に応じてくれる可能性があります。そのため減額してもらえたら必ず購入することをアピールしておくと、よりスムーズに話が進むことが予想されます。

お金を用意する

家族や親戚に頼んで足りない分のお金を集めるという方法もあります。ただ、後でお金を返す際のトラブルが発生しないよう、よく話し合ってお互い納得したうえで金銭の貸し借りをしましょう。きちんと借用書を作成しておくと安心です。また、年間110万円以上の贈与には贈与税がかかってしまうため、注意が必要です。

銀行や消費者金融を利用することでお金を工面するという方法もありますが、返済が大変だったり借金があると住宅ローンを組めなくなったりする可能性も。安易にお金を借りないよう、無理のない返済計画を立ててそれを実施できるかどうか判断する必要があります。

手付金が低い物件を探す

手付金の減額に応じてもらえない場合、残念ながらその住宅を購入できなくなってしまいます。気持ちを新たに新しい物件を探してください。

この時、最初から手付金が低いことを条件に入れて住宅を探すようにしましょう。また、中には手付金が必要ない物件も存在します。できるだけ手元にあるお金で済ませられる物件を探してください。

住宅購入の手付金の種類

手付金とは、住宅を購入する際に結ぶ売買契約に対して支払うお金です。実は、手付金は3つの種類に分けられるのです。

1つ目は解約手付といって、契約を解除できる手付のことを指します。売買契約を結んだ後に、買い手がその契約を解除し家を購入しない際には手付金を放棄することになり、売り手が契約解除する場合は手付金の倍額を買い手に支払います。

証約手付と違約手付とは

証約手当は買い手と売り手の間で売買契約が成立したタイミングで支払います。契約が無事成立したことの証明になり、買い手が売り手に支払うものです。

違約手付とは契約違反があった際に支払われるもので、損害賠償とは別の扱いになるので覚えておいてください。契約違反ということになり、手付金は没収されます。

住宅購入の手付金の相場・目安

住宅を購入する際の手付金の目安について説明します。基本的に、物件価格の5~10%程度の金額を設定します。3,000万円で家を売る場合、手付金は150~300万円になるのです。そのほかに、一律で100万円など決めるケースもあり、会社によって異なるため購入前に調べておくことをおすすめします。

手付金はいつ支払う?

手付金を支払うタイミングは、不動産の売買契約を締結する時です。これは中古住宅や新築住宅、戸建、マンション、土地問わず全てのケースに適用されます。売買契約を結んだ当日に支払うことになるため、忘れずに手付金を準備しておきましょう。

契約前に手付金を支払うことを求められることもあるかもしれませんが、基本的に契約前に支払ってはいけません。なぜなら、万が一売り手側が倒産して住宅を購入できなくなってしまっても、手付金が返ってこない可能性があるからです。

どうしても事前に振り込むことを要求された場合、契約日の前日など限りなく近い日程にしておくとトラブルを避けることに繋がります。

手付金と頭金の違い

手付金と頭金は一見似ている言葉に思えますが、持っている意味が異なります。手付金は売買契約の証として支払うお金であるのに対して、頭金は物件の費用の一部を最初に支払うお金のことを指します。

手付金は売買契約を結ぶ日に購入費用のおよそ5~10%を支払いますが、頭金は手付金を支払ってから物件を引き渡してもらう日までに支払うのです。頭金の相場は総額の2割程度とされています。

まとめ

住宅購入の手付金が支払えない際の対処法について解説しました。提示された手付金を支払えない場合、まずは減額交渉を持ち掛けましょう。購入する強い意志を伝えれば、応じてもらえる確率は高くなります。手付金は売買契約を結ぶ当日に支払うことになるため、購入が決まって契約締結に進む際には忘れずに用意しておくことが重要です。

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