注文住宅だからこそできる?QOLが上がる寝室の照明計画とは

公開日:2023/09/15  最終更新日:2023/07/05

QOLが上がる寝室の照明計画

住宅を建築する場合に、重要になってくる照明。住宅の照明は、明るければよいと思う方もいるかもしれませんが、じつは、照明は、生活の質にも関係してきます。照明を工夫することで、QOLがあがり、快適な空間に仕上がります。今回は、生活のなかで大切な時間であり、それをサポートしてくれる寝室の照明について解説します。

睡眠の質と快適性を上げよう!照明計画で押さえたい基本とは

人間にとって睡眠は、とても大切なものであり、切っても切れないものでもあります。

とくに、近年では、睡眠の質が重視され、どのように睡眠の質を上げるか試行錯誤がされてきました。

睡眠の質が注目されるのには、よい睡眠は、日中のパフォーマンスの向上、疲労の軽減、ストレスの軽減が期待されるからです。

このように、生活の質の向上を期待できる睡眠ですが、それと同時に、多くの人は睡眠について問題を抱えています。

よく寝られない、寝つきが悪い、夜中に起きてしまうなど、睡眠の悩みも増えています。

睡眠の質を向上させるためには、さまざまな方法がありますが、実は、寝室の照明も睡眠の質に関係してくるのです。

就寝時に照明は関係あるのか?睡眠の質を上げるには、照明よりもベッドが重要なのでは?と思う方も多いかと思います。

ですが、一度、照明にも目を向けてみてほしいのです。寝室の照明計画で一番に抑えたいところは、落ち着ける空間、心が休まるような空間です。

そのために照明に、工夫が必要です。寝室の照明は基本的に、シーリングライトは使わない方がよいでしょう。

シーリングライトで使用される、青白い色の光は、睡眠の大切なホルモンである、メラトニンの分泌を抑えてしまうというデメリットがあります。

なので、寝室にシーリングライトは不向きなのです。どうしても、寝室にシーリングライトを使用したい場合には、睡眠用に、複数ライトを設置して、ホルモンの分泌を抑えないように工夫しましょう。

寝室におすすめの照明とは

寝室におすすめなのは、スポットライトやテーブルライト、フロアライト、ダウンライトなどがおすすめです。

スポットライトは、一見、寝室には、不向きかと思われがちですが、スポットライトで直接ベッドを照らすのではなく、壁などに反射させ、光を抑えることで、寝室に最適な照明になります。

また、スポットライトで、観葉植物や、こだわりのインテリア、装飾品などに光を当てることで、おしゃれな雰囲気を出すことができます。

テーブルライトでは、枕元や手元が見えやすくなるので、実用性も兼ね備えたライトになります。小さな子どもがいるなど、夜中起きる必要がある場合、すぐにライトをつけられるので便利です。

また、就寝前に読書をする人などにも、愛用者が多いライトになります。フロアライトでは、電源を確保しやすいことから、導入者が多いライトになります。

コンセントから電源を確保するので、寝室の照明を変えたいと思っている人が手軽に購入できるライトとして人気です。

また、ダウンライトは、住宅の設計の段階から検討する必要があるライトですが、壁に埋め込むなど、見た目がすっきりしていることから人気も高く、寝室に使用する人が多いライトになります。

さらに上級者になると、ペンダントライトを配置するという方法もあります。長めのペンダントライトを使用することで、就寝時に、横になっても光が直接目に入らず、落ち着いた空間にすることができます。

また、視覚的にもホテルのような雰囲気が出ることや、非日常感が出ること、ライトの存在感も出せることなど、寝室を洗練された空間にすることができます。

また、間接照明を上手に使い、ライトの存在感を消しつつ、ほどよい明るさを保つという寝室も人気です。

おしゃれな寝室を作るためのポイント

おしゃれな寝室を作るためのポイントとして、ライトの種類だけではなく、照明が発する光の色にも注目してみましょう。

寝室では、安らげる色のライトを使用すると、おしゃれでありながら安心感のある寝室に仕上がります。

寝室に最適なライトの色は、オレンジなど温かみのある色がおすすめです。目を休ませる意味でも、優しい色のライトがおすすめです。

また、おしゃれ感をより一層あげるために、観葉植物や絵、ポスターなど装飾品を活用し、寝室をデザインしてみましょう。

ライトと観葉植物は、相性もよく、緑があることでリラックス効果も期待できます。絵やポスターなども、ライトで照らして存在感をアピールすることで、さらにおしゃれに仕上がります。

また、寝室の雰囲気と照明のデザインを統一することで、おしゃれな寝室になります。寝具やカーテン、壁紙の雰囲気と照明のデザインに統一性がないと、ちぐはぐな印象を受けてしまい、落ち着きません。カラーやデザインなど統一したものを選びましょう。

まとめ

寝室で使用するライトは、通常のシーリングライトではなく、寝室に適したライトがおすすめです。睡眠は、生活の質を上げる大切なものでもあります。ゆっくりと熟睡できるように、照明器具も工夫してみましょう。ライトの色は優しい色を使用し、直接目に入らないような配置がおすすめです。また、自分のライフスタイル、家族のライフスタイルも考え、照明を選ぶことで、最適な照明が見つかります。照明は、設計段階から配慮が必要なものもあるため、住宅を建築する際は、寝室の照明についてもしっかりと考える必要があります。最適な照明を選ぶことで、よい睡眠につながるでしょう。

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